メンテナンス

メンテンスについて

メインスクリーンでメンテナンスキーを押すとメンテナンス・メニューが表示されます。

イージー・クリーンのドライ機は、機械自身がメンテナンスをサポートします。
メンテナンス・メニューで表示されるメンテナンスの項目は、バッチごとに回数がカウントアップされ終了(カウンター)が、限界(設定値)に到達すればアラームメッセージが表示されます。

  • リントフィルター清掃

    写真の例では、設定値2なので、2バッチを完了するとリント・フィルター清掃のアラーム表示が出ます。このタイプのアラームはリセットしなくても運転は可能ですがアラームはリセットされるまで表示され続けます。
    リント・フィルターの清掃を実施するとカウンターは0にリセットされます(リント・フィルターのカバーを開けるとリミットスイッチが感知します)。

     
  • ボタントラップ清掃

    写真の例では、設定値4なので、4バッチを完了するとボタン・トラップ清掃のアラーム表示が出ます。このタイプのアラームはリセットしなくても運転は可能ですがアラームはリセットされるまで表示され続けます。
    ボタン・トラップの清掃を実施するとカウンターは0にリセットされます(ボタン・トラップ)のカバーを開けるとリミットスイッチが感知します)。

     
  • カーボンフィルター交換

    蒸留された溶剤はクリーン・タンクに移送されます。 乾燥工程中に溶剤ポンプを使ってクリーン・タンクとカーボン・フィルターの循環が行われます。
    ここでカーボン・フィルター内の活性炭と酸化アルミナが、沸点の低い蒸留溶剤と混じって戻ってくる臭いの元となる低級脂肪酸(吉草酸、酪酸)を取り除きます。
    このカーボン・フィルターは、クリーン・タンク専用の為、表面のペーパーフィルターが詰まることはありません。交換は100−300チャージをめどに実施します。(ビデオでは240)

     
  • タンク洗浄

    3つのタンク(EC機)の洗浄には自動タンク洗浄プログラムがあります。

    タンクの底が、2面カットされており、水や不純物はタンク前方の隅に集まる構造となっています。
    プログラムを開始するとタンク内の溶剤がドラムにいったん移送され、その後約10Lがタンクに戻されます。移送ポンプを使ってタンク内の溶剤がタンク・配管を循環しタンク内が清掃されます。その後ドラム内のすべての溶剤がディスク・フィルターを介してタンクに戻されます。
    この工程で、配管やタンク内の不純物がディスク・フィルターに吸着されます。

     
  • 水分離器清掃

    バクテリアが発生しやすい水分離器の構造も円柱で底が丸加工されており、バクテリアが発生しにくい設計になっています。掃除も簡単で、空にした後、水道のホースですすぎ、最後に約3Lの水を入れるだけです。